【実例付き】英検準一級のリスニング対策なら先にこれをやるべき

英検準一級と言えば、大学入試でも英語満点扱いになったり、履歴書に堂々と書けたり、その合格率の低さからちょっとした英語力アピール材料になるので、ぜひ入試前や就活前に取得しておきたいですよね。

とは言え、英検二級が合格できたからすんなりと準一級も合格、とはいかないのが難しいところ。

特にリスニングパートの攻略については、スピード、長さ、テーマ、あらゆる面で、二級とは別格の苦戦を強いられているのではないでしょうか。

この記事は英検準一級合格に向けて、リスニングパートがどうしても克服できない、苦手だ、という人のために、

ほかの誰よりもリスニングが苦手だった私が、英検準一級のリスニングを攻略した経緯と手法、考え方を書いています。

▽想定読者

英検準一級のリーディング、ライティングは何とかなるが、リスニングが最大の関門となっている人

  • 英検準一級に合格したい。単語は大体覚えたし、リーディングパートだけなら何とかなりそうだけど、それとは逆にリスニングがとてつもなく苦手で怖い。
  • 二度、三度聞けばなんとなく理解でき始めるけど、一回でははっきり言って何を言ってるのかさっぱり聞き取れない。
  • 受験して合格していく人たちは本当にあれ全部聞き取れてるの?とても自分には全部聞き取る自信なんてないんだけど。。。

こんな悩みをお持ちなのではないでしょうか。誰よりも私自信がそう思っていたので皆さんの不安はとてもよくわかります。

でも大丈夫です、この記事を読んだ後、リスニングの点数、正答率は間違いなく上がりますので、よく読んで実践してしてくださいね。

▽この記事を読んだ後に得られる結果

そもそも100%理解する必要がないことが分かる

リスニングの点数が間違いなく上がる(条件あり)

リスニングが怖くなくなる

私はここに書いた事を実践した直後、リスニング4割未満しか取れなかったのに一挙に7割台まで上がりました。7割取れれば十分ですよね、合格には。

実力は何も変わってないです。ただ、とある心構えを知り、テストの作りを理解し、準備しただけです。

30%分も一気に実力が上がるわけないですからね。ちょっとしたコツを押さえるだけで結果が目に見えて変わるんです。

これを知らずに英検準一級の過去問なり、本番のリスニングに挑戦するのは本当にもったいない事です。

ただし、下記の通り、点数を跳ね上げるためには次の通り、前提条件があります。

▽この記事通り効果を出すための注意点

リスニング前に時間を余らせる事ができる事

語彙や文法、長文等では詰まらずに解く事ができること

この前提条件が何なのか知りたいですよね。それでは詳しく説明していきます。



英検準一級のリスニングを知ることから始めよう

まずは英検準一級のリスニング、と漠然に捉えるのではなく、使用されている単語、文章、内容を知ることから始めましょう。

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」です。

英検準一級リスニング パート1

それではまずパート1から見ていきます。

パート1は男性と女性の会話の内容を聞き取り、質問に対して適切な回答を選択する、という問題が12問続きます。

No.1

1 Traveling by road is too boring.

2 People should not trip with pets.

3 Getting on the airplanes is fun for children.

4 The woman should stay home next year.

英検準一級を受験している皆さんなら、このレベルの単語は全く問題なく理解できますよね。文章としても問題ないはず。

この選択肢群のようにbe動詞や助動詞shouldが使われている場合、〜だ、〜すべきだ、という回答群なので、誰かの意見を質問しにくるパターンが多く見られます。

実際、この場合は、

Q. What is the man’s opinion?

と聞かれたりします。

No.2

1 She has received three letters for the same day.

2 She would prefer to attend the retirement party.

3 She has not decided to accompany him.

4 She can attend her granddaughter’s ceremony.

こちらも単語や文章は問題なく理解できますよね。特に難しい言い回しなどもありません。

この選択肢群のように、主語が同一(この場合は女性)なので、女性の声によく耳を傾ける必要があります。

実際、この場合は、

Q. What do we learn about Mary?

というパターンで来ます。Maryとは女性の名前ですよね。つまり女性について分かることは何か、という質問です。

No.3

1 Extend the watching hours.

2 Call the teacher on Thursday.

3 Contact her nurse.

4 Get more information about race.

今回は動詞が先頭に来ていますよね。内容はともかくとして、リスニングの選択肢に慣れていないと、「命令形?」なんて思ってしまったりします。

これは男性、女性のどちらかがこれから「どうする」つもりなのか、等といった質問に繋がるパターンです。

実際、この場合は、

Q. What does the woman agree to do?

のような質問です。女性が何をすることに同意したか、ですよね。だから訳し方としては、〜すること、というように理解してしておけば良いことになります。

英検準一級リスニング パート2

次にパート2を見ていきます。

パート2は英検準一級のリスニングが難しいとされる元凶で、300語程度の長文がひたすら流れてきます。

内容(テーマ)も難しい上、長いので最初に聞き取った内容を忘れてしまう、ということが十分起きうるパートです。文章は6つあり、各々2つずつ質問が用意されています。

つまりパート1に続き、パート2も全部で12個の質問があるということになります。

(A) No.13

1 They had to donate something worth.

2 They had to wear plainly.

3 They had to join the navy.

4 They had to leave London temporarily.

(A) No.14

1 She believed women should have more energy.

2 She had a positive attitude toward men.

3 She took part in demonstrations.

4 She hoped to be wealthy herself.

この辺りになるとパート1で聞き取れずに落ち込んでしまうメンタルを根こそぎ刈り取るかのように、一度に二度ずつ選択肢が畳みかけて潰しにくる感じがします。

文章そのものや使われている単語1つ1つは難易度が高くないものの、やや読み難い(訳しにくい)感じを受けませんか?(私だけでしょうか。)

リスニング最大の難所は伊達ではありません。

英検準一級リスニング パート3

最後にパート3を見ていきます。

パート3はReal-Life形式と呼ばれるリスニングで、例えば空港の到着ロビーで流れる案内、パックツアーのガイドさんの話、大学オリエンテーションでの先生の指示等といった、実際にその場にいて聴いているかのようなシチュエーションでの問題数です。

ですので、到着ロビーにありがちな騒音から始まったり、オリエンテーションぽい雑音から始まる、「リアルにその場にいる感」を楽しめるパートです。

また、パート1や2と大きく異なるのは、「自分が今置かれている状況」と「質問」が与えられた状態でスタートする点です。

リスニング音声が流れる前に10秒間与えられ、その間にシチュエーションを理解する作業が入ります。

英検二級までは出てこないパターンなので初めて受験する際は戸惑うかも知れません。ですが、コツを掴んでさえしまえば、5問全てを正解することも可能です。

パート3は最も難易度が低く、リスニング全体の正答率を上げられるチャンスだと理解して良いと思います。

選択肢は下記のような感じ。

Situation:Your name is Michael Jackson. You are a high-school honors student and are graduating tomorrow. Your principal is giving instructions for the graduation ceremony.

Question:What should you do after entering the ceremony hall?

(G) No.25

1 Go to Row1

2 Go to Row2

3 Go to Row3

4 Go to Row4

Situation:You are a new overseas student at a Temple University. You want to work part time as soon as possible. Your student advisor tells you the following.

Question:What should you do first?

(H) No.26

1 Take the job on campus.

2 Find employment off campus.

3 Put your name on the employment list.

4 Contact the Citizenship and Immigration Service.

シチュエーションと質問が長めなので、速読力、状況理解力が必要になります。出てくる単語は出る順パス単レベルのものはなく、高校入試レベルの力で十分理解できる内容です。

以上がリスニングパートに出てくる単語レベル、文章レベルの大まかな事例でした。

繰り返しになりますが、記載されている単語も文章も英検準一級レベルとしては十分理解に足るもので、怖がる必要は全くないということがわかります。

まず、リスニングパート全体を通して、内容は難しいことを言ってない、聞かれていない、という事を知っておくだけで結果にかなり違いが出てきます。

ここは結構大切なポイントです。

本当は解く実力があるのにも関わらず、相手を詳しく知らないことで、自分の中で勝手に相手を強大化させ、自分の実力の半分も発揮できなくしてしまうことにつながりかねないからです。

ようは気持ちで負けている状態、ということですね。戦う前から半分負けているようなものなので、これは大変もったいないことです。

無闇やたらにリスニング問題を繰り返すのではなく、言ってること・聞かれていることは簡単なんだ、だからこそ、自分には何が欠けているのか、という思考を持つことが合格への近道だと思います。

英検準一級のリスニングの構成と点数配分まとめ

以上で見てきた各パートの特徴と点数配分をまとめてみます。

英検準一級リスニングパート 約30分

内容難易度大問数問数
パート1男女の会話★★☆1212
パート2長文★★★612
パート3RealLife★☆☆55
合計2329

英検準一級のリスニング攻略の考え方と準備

では本題の攻略法について述べていきます。

結論からお伝えしますと、リーディングとライティングにかける90分を可能な限り短縮し、残りの時間をリスニング対策に回す、ということです。

言い換えれば、あらかじめリスニングパートの選択肢を「先読み」し、流れてくる話題の予測を立てる、ということです。

私が先ほどお伝えした4割から7割への急激な得点アップは、これをやった直後に起こりました。

実生活と違い、毎回同じようなパターンで出題されてくるということは、戦略を立てて対応策さえ練っておけば、

音声スピードと聞き取り能力における、ある程度の実力差は埋めてしまえるということです。

ただし、これを実行する上で、ひとつ条件があります。

▽この攻略法を使用できる想定読者

リーディングとライティングをおよそ60分〜70分で仕上げられる人

ということになります。

もう少し細かく分解してしますと、ライティングは少なくとも15分から20分は必要だとすれば、リーディングパートは最低でも50分で仕上げなければいけない計算になります。

実際私が本番で使用した時間はこんな感じです。↓

<リーディング>

大問1 語句の選択 25問 12分

大問2 約300語 3問 8分

大問2 約300語 3問 6分

大問3 約400語 3問 9分

大問3 約400語 3問 10分

大問3 約500語 4問 13分

<ライティング>

17分

この時は全部で75分かかっています。よく覚えている理由はパートが終わるごとにその時の時計の時刻をメモしていたからです。

さらに余談ですが、2時間ずっと隣の人の貧乏ゆすりにより机がガクガク小刻みに揺れていたため、集中力を欠いていたということもあります。(これは本当にしんどかった。。。)

振り返ると、大問1の12分はちょっとかけすぎかなと思います。過去問も含め、こんなに時間がかかってしまったのはワースト記録でした。

本番の緊張と、上記隣人の不運に加え、全部正解したいという「欲」が原因だと思っています。

話を戻します。

このような感じでおよそ20分、可能ならもっと残すことができれば、戦略と、心の余裕を持ってリスニングを迎え撃つことができます。

【具体例あり】正答率大幅UP!リスニング前の具体的な準備

それでは実際に時間を余らせて、その時間、私が何をしたを具体例を交えてお伝えします。

結論から申しますと、選択肢を先読みし、流れてくるであろう音声の話題、シチュエーションを予測する、という事です。

各パートごとにお伝えします。

パート1先読みと予測

No.1

1 Traveling by road is too boring.

2 People should not trip with pets.

3 Getting on the airplanes is fun for children.

4 The woman should stay home next year.

この場合、主語が共通であるとか、動詞からスタートする、などの傾向がなく、短文として「〜だ」「〜すべきだ」というワードが並んでいる事です。

和訳します。

No.1

1 陸路での旅は退屈すぎる

2 ペットを連れて旅行すべきではない

3 飛行機に乗ることは子供たちにとって楽しいものだ

4 その女性は来年は家にいるべきだ

まぁ大体こんなところでしょうか。

この選択肢から、どんな内容や質問が予想されるか。

出題者側からの視点で考えてみますと、正解の他に紛らわしい文章を混ぜておかないと簡単に正解を選ばれてしまうため、英検準一級相当の難易度を保つ点において影響を与えてしまいますよね。

したがって、どの選択肢にも音声内で使用されていたような単語を混ぜておき、部分的にしか聞き取れなかった人があたかも正解だと選んでしまいそうにしておくということです。

ここを逆手に取ります。

つまり、それぞれの選択肢の単語そのものは、文章内に関連するする可能性が高い単語のため、そこからどんな話題なのか、質問がくるのかを予想しやすい、という理屈になりますよね。

この選択肢の場合、パッと見て皆さんは何がキーワードになると考えましたでしょうか。

私なら、おそらく旅行に関する話題が話されると予想します。

さらに言えば、パート1の特徴から、ここは男女間の会話であるはずなので、家族旅行を計画する上での夫婦同士が会話している状況か、カップル同士の旅行計画か、

なんていうところまでぼんやりと想像してしまいます。

そして、質問に関しても、〜だ、〜すべきだ、ですので、

どちらか(男性、または女性)の意見は何ですか?

というような質問が飛んできそう、というところも予想がつきます。

つまり、この選択肢のリスニングをする場合、旅行か何がテーマでどっちかの意見に耳を傾けておく意識に集中して聴き始める、

ということになります。

パート2先読みと予測

(A) No.13

1 They had to donate something worth.

2 They had to wear plainly.

3 They had to join the navy.

4 They had to leave London temporarily.

(A) No.14

1 She believed women should have more energy.

2 She had a positive attitude toward men.

3 She took part in demonstrations.

4 She hoped to be wealthy herself.

パート2については、私はまず1つ目の問題は必ず取ろうという気持ちで臨みます。

1問目の選択肢は、They had toまで共通なので、それ以降に着目します。

和訳します。

(A) No.13

1 価値のあるものを寄付(しなければいけなかった)

2 飾らずに着(なければいけなかった)

3 海軍に参加(しなければいけなかった)

4 一時的にロンドンを離れ(なければいけなかった)

2問目の選択肢は、主語がSheなので、それ以降に着目します。

和訳します。

(A) No.14

1 (彼女は)女性はより多くの活力を持っているはずだと信じていた

2 (彼女は)男性に向けた前向きな態度を持っていた

3 (彼女は)デモに参加した

4 (彼女は)自分自身が裕福である事を望んだ

ほぼ直訳ですが、まぁイメージはこんな感じでしょうか。

この2つの選択肢から、どんな内容や質問が予想されるか。

作者の意図や都合を考えると、私なら、

昔のヨーロッパ(イギリス?)のお話で、女性への扱い、女性の運動など、男性が市民権を得ていた頃の女性に対する話題なのかな、とぼんやり予想します。

質問については、1つ目が義務にまつわることなので、当然(女性が)しなければいけなかったことは何か、あたりがくるのかと予想します。

2つ目については、女性が起こし始めた行動、辺りに意識を置いてリスニングする、くらいでしょうか。

パート3先読みと予測

Situation:Your name is Michael Jackson. You are a high-school honors student and are graduating tomorrow. Your principal is giving instructions for the graduation ceremony.

Question:What should you do after entering the ceremony hall?

(G) No.25

1 Go to Row1

2 Go to Row2

3 Go to Row3

4 Go to Row4

パート3は予測するも何もなく、状況が事前に与えられているわけですから、しっかりとそれに目を通して状況をきちんと把握します。

またありがたいことに質問もわかっていますので、何に傾聴すれば良いかもわかります。

この場合、自分はマイケルジャクソンという優等生であり、卒業式に先立って校長が指示を出している場面ということですよね。

質問が、セレモニーホールに入った後、どうすべきか?です。

選択肢が1番目の列、2番目の列、3番目の列、4番目の列、なので、おそらく校長か誰かが、ホールの中でどこどこに座りなさい(もしくは並びなさい)、というアナウンスが流れる場面なんだろうと予想できます。

この場合のポイントは簡単で、自分は優等生、ということです。

つまり成績優秀者はここに行けという指示が出るはずなんです。ですから、ほかの一般人の並び方、並ぶ列などはどうでも良く、成績優秀者のアナウンスの部分だけに注力すれば良いということです。

予めシチュエーションを理解しておくことの大切さ

ここまで、選択肢から話題や質問の予測と、どこに注意してリスニングすれば良いかをお伝えしてきました。

なぜ私がここにこだわったか、それには理由があります。

それは自分のリスニングが、話題があらかじめ分かっている時と分かっていない時とで、内容の理解度に雲泥の差が生じる傾向があると分かったからです。

私は毎朝BBCを聞いていますが、あぁこれはCOVID-19の話をしていると分かった時と、何の話題なのかわからない時とで、頭に入ってくる度合いがまるで違うんです。

つまり、音を拾う能力は同じでも、準備できているのといないのとで、理解力という点で大きな違いがあったということです。

抑揚や強さだけ聞くと、私なんかはすぐに喧嘩してる、言い争っている、と思ってしまいますが、実際は二人で相談している内容だった、なんてことはザラにあります。

初めからそのつもりで聞いておけば、音から意味へ瞬時に推測する際の精度が上がるというものです。

ご参考までに、ですが、点数が低かったときの私のリスニング時の特徴として、こんなことがありました。

  • 導入が聞き取りにくい
  • なんのテーマを話しているか理解するのに時間がかかる
  • ようやく分かった頃には会話が終了
  • 内容はあまり頭に残っていない
  • 質問されても、え〜っとなんだっけ、とあっていそうな選択肢を読み始める
  • 2つくらいに候補を絞り悩む
  • 次の音声が流れても、しばらく悩んだあげく、適当に選択(当然勘なので確率的に不正解)
  • 最初を聞き逃しているので、また内容がわからない
  • 2つくらいに候補を絞り悩む

以下同文

これでは点数なんて取れるはずないですよね。しかも高得点が出たとしてもそれは完全に運であり、本番までの参考には全くなりません。

この悪循環を突破することができたのは、上述した先読みと問題予想でした。

無策で臨んで解くのは、憧れというかカッコいいというか、そういったものを持っていたのですが、

不合格になったときの惨めさを味わうと、そんなものはどうでもよくなり、とにかく合格したい。そのために正答率を上げたい、という気持ちに変化しました。

100%を目指す心を捨てる

英検準一級を合格していく人たちはみな全て聞き取れている、理解している。

受験する前にはこんな意識を持ってしまいがちです。かくいう私がそうでした。ですが、これは100%誤りなんです。

もちろん、100%聞き取れている人もいるでしょうが、もしそのレベルの人がいるとしたら、おそらくその人は英検準一級ではなく、一級を受けに行っているはずです。

私の職場で英語が非常に堪能な方に聞いてみても、100%完璧に聞き取れなくても、話の前後関係で大体言ってることが分かれば良い、くらいの意識だと言っていました。

つまり全てを理解できなくても話全体は理解できる、いうことになりますよね。全部を理解する受験生など、まずいないと考えて良いと思います。

だから、むしろ

全部を聞き取れなくて良いし、聞き取れないことがあって当然

だと考えるべきだと私は思います。

やってはいけないのが、前述の私のように、

聞き取れなかった事、過ぎてしまってどうしようもない事なのに、どれだろう、こっちかもしれないな、等と無駄な時間をかけてしまい、次の問題までズルズル引きずってしまう事。

諦めも肝心です。もちろん全部諦めては合格できませんが、気持ちを切り替えて次の問題文は最初から集中して聞けていたら正解できる問題だってたくさんあるはずなんです。

聞き取りできなかった問題はあって当然、多少間違えたって全体の正答率で考えれば良いので、その場でクヨクヨ悩んで引きずらないようにしましょう。

最低でも、次の問題のNo~が流れ始めたら、適当でもなんでも丸をして、次の問題に気持ちを切り替えてくださいね。

歴史は繰り返す!過去問を研究する

試験の難易度を変えないように、そして公平性を保つように似たような問題が出題されることはよくあります。そして、中には過去問と同じ選択肢のこともありました。

過去問を解いていくうちに、あれ、この選択肢、先読みした記憶がある・・・という事が何度かありましたし、実際の試験会場でも一度経験しています。

そういう意味では、例えば一度でも解いてしまった過去問を、時間をかけてリスニングを解いてみる、というのもやっておいて損はないですよね。

過去問ではリーディング、ライティング、と分けてやらない。

過去問には限りがあります。受験する前の自分の実力を客観的にみるためには、一度も解いたことがない問題で、どこまで得点できるかを見たいですよね。

これまで紹介してきた先読み・話題予想は、慣れてくれば30秒ほどでぼんやりイメージできるようになりますが、それでも29問あるので、できれば予想の訓練は積んでおきたいですよね。

リスニングだけの予想の訓練は1回分か2回分の試験で、しかも一度解いたことがある回のものに限って感じを掴み、あとは、本番同様、時間制限がある中で、感覚を研ぎ澄ませていく事をお勧めします。

本番中に休みはありません。ぶっ通しでやり遂げられる集中力と時間配分の感覚を身につけておきましょう。

英検準一級リスニングの目標正答率は?

これはよく言われている事ですが、合格者平均はおよそ7割。6割5分ではライティングやリーディング頼みになるため、リスニングに自信を持てないようであれば、リーディングの実力を上げざるを得ません。

ただし、リーディングの実力上がる=選択肢を判読する実力やスピードが上がる、という事なので、リーディングの力をつけることは、その意味では非常にお勧めです。

リスニング力をつけるためにリーディングを強くするという戦略は間違っていないはずです。

ここまでのまとめ

長くなりましたので、ここまでのまとめをしたいと思います。

■英検準一級のリスニングを知ることから始めよう

無条件に強い相手(試験)だと降伏するのではなく、実際は大したことないのだという意識を持つことがまずは大切です。

■英検準一級のリスニング攻略の考え方と準備

自分の実力と敵(英検準一級の試験)の特徴、傾向をしり、事前に策を練ることが攻略の鍵になります。必要な事前準備としては問題の先読みと話題の予測です。

■【具体例あり】正答率大幅UP!リスニング前の具体的な準備

具体的な事例を通して話題や質問の予測をする流れをお伝えしました。

■予めシチュエーションを理解しておくことの大切さ

なぜ事前に話題や質問を予測しておくことが大切なのか、私自身の経験をもとにお伝えしました。

何が来るか分からない状態なのと、内容がある程度わかる状態では、聞き取り能力は同じでも理解度に大きな差が生まれます。

■100%を目指す心を捨てる

英検準一級を受験する方で、リスニングを100%完璧に聞き取れている人はまずいません。

全部聞き取れなくて当たり前です。与えられた情報の中からある程度推測することは必須ですが、分からない問題、聞き取れなかった問題に時間を費やすよりは、気持ちを切り替えて、次の問題を迎え撃つことに時間を使いましょう。

■歴史は繰り返す!過去問を研究する

過去問と同じ選択肢、似たような内容が流れることはあります。過去問を研究することもリスニングの得点率を上げるには大切なプロセスになります。

■過去問ではリーディング、ライティング、と分けてやらない。

リーディング、リスニング、と時間を区切って出来たとしても、本番と同じ時間配分で攻略できなければ意味がありません。

本番は独特の緊張感や不測の事態など、往々にして存在しますので、限られた時間の中でやるべきことができる、という訓練を積む必要があります。

リスニングの問題予測だけをやりたければ、一度解いたことがある回の問題で訓練を積むのがお勧めです。

■英検準一級リスニングの目標正答率は?

目標は7割ですが、苦手な人は6割5分程度にしておきつつ、リーディングやライティングで合格ラインギリギリまで持ち込むことも考えましょう。

リーディングは単語力勝負のところがあります。英検準一級の単語暗記、勉強法についてはこちらの記事でお伝えしています。

英検準一級のテストはリーディング、ライティングで90分、リスニングでおよそ30分の計120分で勝負が決まります。

そしてその間にリーディング・ライティングが終了後、試験官(正式には試験会場の音声)から、リスニング開始まではペンを置くように言い渡されてしまいます。

90分をリーディングとライティングに使い切ってしまっては、今回ご紹介した攻略法を使う間もなくリスニングが始まってしまい、いつものように、聞きとれているのかいないのか不安な状態のまま次々音声が流れて、気付いたら終わってしまいます。

先読みしないままリスニングに臨むということは、わずか10秒で4文を理解し、かつ正解を選び抜く技術が必要だということです。これは、これから準一級合格を目指すレベルの人にとっては、なかなか至難の技だと言えます。

今回ご紹介したリスニング攻略法を使うためには、大前提としてスピードよく読み切る力、書ききる力が必要になります。

リーディングもリスニングもどちらも不安、という方はまず基本に立ち返り、単語の暗記や文法の再学習も視野に入れて、基礎力を身につけることが合格への第一歩だと思います。

ヒロユキ




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